不動産のさくら
株式会社 櫻不動産
  7月号  № 62
発行日 20年6月20日
皆様こんにちは。いかがお過ごしですか?我が家では昨年から家で飼っているカブト虫の幼虫がさなぎから成虫になり、あとは土の上に顔を出すばかりとなりました。もう夏はすぐそこですね。 そして、今年ももう半分が過ぎました。いつも言っていますが時の流れってほんとうに早いものですね・・・。時間の経過には負けずに、7月からの後半戦もがんばりますよ~! ということで今月もまいります。

◇ 止まらない値上げ ◇

しかしやっかいな時代になりつつあります。あらゆるものの値上げが止まりません。昨年の小春だより12月号で値上げの件は書きましたが、『もともと安すぎて、これから適正価格になるのでは?』などと言っていましたが、今やガソリンの価格は異常に高くなりつつあります。“1リッター200円もありうる”とのことですので、こうなると過去にない高値ではないでしょうか。そのほか生活に関係するものほとんどが値上げ、値上げです。 投資会社「フジマキ・ジャパン」の藤巻健史氏(この方結構有名です)によればインフレ(物の値段が上がる)が来るのは必至とのこと。その理由として1.貨幣価値が落ちる、2.資源価格の高騰、3.円安が進む、の3点を主張しております。 簡単に説明しますと1.日本の貨幣価値の下落は、国の借金が834兆円で10年前の2.5倍になっていて、この状態でインフレになれば国は大変助かる(インフレとはお金の価値が下がるので、借金は軽くなるので)と同時に国はドル預金や米国債をたくさん持っているのでインフレになると円の価値が下がり、ドル建て資産の価値があがり、国は助かる。そして日本中に出回っているお金が74兆円と、これも10年前の2.5倍とのことで、国は国内にお金をだぶらせ、お金の価値を低くする(すなわちインフレ)状態を整えている、との見方です。 2.資源価格の高騰についてはブラジル、ロシア、インド、中国の経済が伸びており、石油を使う量がかなり増えている。鉄を作る鉄鉱石や精製に必要な石炭も高騰し、歴史上こんなに急速に高騰したことはない、とのことでその中心の中国は人口が13億人もおり人件費が今だに安いので世界の工場としての役割は当分続き、中国経済は当分好調で資源不足が続くと解説。 3.円安が進むについては、資源のもたない日本はますます輸入の金額が大きくなり、貿易黒字が急速に減り、アメリカの長期金利の低下で、お金を投資して配当金や利息を受け取る所得が減り、日本の黒字が下がり、円安になる。 そしてドル高になり、そうなると輸入価格があがり、日本はインフレになる、という考えです。 なかなか難しい話ですがこう聞いていると説得力があります。(でも藤巻氏は一流の投資家であることを忘れてはいけません。自分の主張で自分のお客さんや相場に影響を与え、都合のいいさらなる投資を促す考えもあるかもしれません。) 先日、将来的に消費税のアップも総理大臣はお話しましたが、ともあれ現実に、これだけ何もかも値段が上がっているという状況です。‘そのうちまた安くなるだろう’という楽観はせずに、インフレにそなえなければいけないかもしれません。過去のトイレットペーパーの買いだめ騒ぎみたいなことだけにはならければいいのですが・・・。

☆ 15周年 ☆

さて、15周年ということで今月も思い出話の続き『第2話』をしますね。先月の『第1話』を読んでいただいた何人かのお客様から、温かい励ましをいただきました。ありがとうございました。  では、今月からお読みの方のために簡単なあらすじを・・・。  『いくつもの会社の面接を受け、自分のイメージにピッタリ?と思い就職した飲料会社。失敗も多数し、かなり忙しい仕事であったが、人間関係にも恵まれ非常に充実した日々を送っており、自ら会社をすることなど全く頭になかった。が、入社3年目の新年社長訓示のビデオを見て、ショックを受け独立を決意。その後、宅地建物取引主任者の資格をとり、独立へ向けての転職に踏み切ったのでした・・・。』

第2話  「 苦 痛 」

  ‘転職はあっさりと決まり’と申しましたが、転職した会社が面接時に、「注文住宅の営業をして欲しい」ということで、面接に同席していた常務さんも“君ならできる!”なんておだてて、とにかく注文住宅の営業で!の一点ばりでした。人事部長、課長、そして常務と3の人の方から熱心に説得されたのですが、私はぜひとも不動産の売買、賃貸の仕事がしたいことを伝え、その日は帰りました。そして次の日、断るつもりで電話したのです。そのときは人事部の課長さんが不在でその日は終日連絡がとれませんでした。 じつは平行してある建設会社の社長さんから「うちも不動産売買部門があるので、そこでやってみないか?」と誘われていたのです。個人の会社も勉強になるはずとも思い、上記のようなこともあり、その会社に行きました。その会社は新しくビルを建てたころで、立派で、すっかりその気になりました。早く決めたいという気持ちと社長からのじかの誘いもあって、‘つるの一声’で入社が決まりました。  次の日に先に面接した会社に電話をしたのですが、人事課長さんは今度は1週間の出張とのこと。断りは自分の口からはっきりと伝えなければならないと思い、私からまた電話しますと事務員の方に伝言しました。この時またしても連絡がとれずでした。 そんな中いざ建設会社に行くと今度は「ビルの建築営業をしてくれ」となったのです。(どうも私は“どこにでも飛び込んで営業に行く”ような感じに見られるのでしょうか?ほんとうはナイーブ?!なのに・・・。)確かに不動産部門もあったのですが、‘建築もわかったうえで’と言われ‘いやそれは違う’とお話し、社長も‘まあまああせらず、ビルの建築も勉強したらいい’と言い出すしまつ・・・。心苦しかったのですが、その日で建設会社をあとにしました。 不思議なことに次の日に先の会社の人事課長さんが出張先から電話をくださり、こちらが断る前に「不動産売買のほうで採用しますので来てください」と言われたのです。なにかきつねにつままれたような出来事だったのですが、そういういきさつで第2のサラリーマン生活が始まったのです。 この会社は中堅どころで、そこそこ知名度もあり、当時はバブル絶頂ですごい業績でした。当時一番驚いたのが「10億円の家を先着順で販売します」と新聞の朝刊に出したところ、なんと朝の5時に1番で並びに来られた方がいたのです。出勤すると部長に‘渡辺くん、10億円、即売やで。’と言われビックリしました。そんな特別なことは別にして、普段の仕事はなにもかも初めてのことばかりですので、3万円の賃貸を探してと言われれば探し、奈良県の査定をしてと言われれば査定し、とにかく何でもやっていました。 つまらないことなのですが、当初お昼ご飯にとまどいました。前職では中華料理屋さんに行っても焼き飯とラーメンと餃子というメニューは当たり前、とにかくお昼ご飯はおなかいっぱいに食べないと気がすまなかったのです。ところが転職後は、焼き飯だけでおなかいっぱいになってしまい、「病気ではないか?」と心配したのもです。でも体を動かすことが全くなくなり、当然といえば当然ですよね。 転職した会社はやたらに‘役職’のついた方が多く、皆さんいろいろ気を使いながら仕事をしているようで、個々には非常にいい方がいらっしゃったのですが少し違和感がありました。しかし私は途中入社なので、そんなものだろうと流していましたが、何かが違うという不安が常にあったのです。 仕事も覚えだした転職3年目のころにはすでにバブルが崩壊、下降線にきていました。同時に社内では人の整理を始めだしました。しかし、どういう訳かそこにに新しく転職の方が入ってきました。その1年後さらに新入社員も1名入り、新しい体制でスタートしたのです。 そしてそれから異変が始まりました。新しい体制では権力闘争がはじまり、入社時非常にお世話になった上司がいなくなり、1名が配置転換となり、1名が退社しました。権力闘争に勝ったあとには独裁がはじまりました。 ここから私は今まで経験したことのない苦痛を味わうのです。前職でもいろいろな苦難、苦痛はありましたが、自分がいたらなかったり、お客さんや会社、チームのためにという納得できる理由があったのです。でも今回はまるで事情が違います。個人のわがまま、個人の利益、個人のプライドのために白色を黒色と言わねばならず、仕事もかなり制限されました。あるときには仕事がまだ残っているのに‘もう5時だ、早く帰って!’といわれ、ある時は電話に出ないで!と言われ、ある時は言われなきことで全く無視されました。無言電話もよくありました。新聞沙汰や週刊誌のネタになるようなこともありました。陰湿な、生かさず、殺さずというか、今までに全く経験のない、おなかの下からじわっ~とくる、そんな感じの苦痛です。また悪いことに、後に入ってこられた転職の方とも折り合いが悪く、まさにがまん、がまん、それでもがまんの連続でした。 (でも今から考えると、全ての原因は自分にあったかもしれません。考え方をほんの少し変えるだけでいい関係になれたかもしれません。なによりもお客さんには恵まれました。ほんとに素晴らしい方ばかりで、お世話になりっぱなしで今でも仕事抜きでずっとお付き合いをしていただいております。だから社内でもそんな関係ができたはずなのです。) そんな状況でしたのでしばらくすると、お昼ごはんを食べたあとに必ず下痢をおこすようになりました。どれくらい続いただろうか?半年は続いたでしょうか、原因不明です。でも不思議なんですよ。下痢をしてトイレで用をたすとすっきりし、それきり大丈夫なんです。その後下痢は週に2~3回というペースに落ち着くのですが、風邪を引きやすくなったり、偏頭痛がしたりとか体調の不良がたびたびおこりました。折り合い合いの悪かった転職してきた方もやはり人間関係に相当がまんをしていたようで、毎日胃が痛いと言って胃薬を飲んでいました。こんなもやもやした、ぎくしゃくした状態が2年続いたのです。 そしてついに転機がきました。が、しかしこの時もまた、苦痛をともなう、それは私の想像を超える意外な手段で退職をせまるものだったのです・・・。  次回、第3話につづく。

♯ 不動産お役立ち情報・その50 ♯

今回は、『公図(こうず)』についてお話しいたします。 例によって、まずは「公図」とはなんでしょうか?読んで字のごとく「おおやけの図」ということで、国に備え付けられている土地の図面のことです。各都道府県の法務局で見ることができます(有料)。一般に思い浮かぶ住宅地図とは異なり‘白地図’のようで拍子抜けするようなあっさりしたものです。不動産の売買の時には必ず添付されるのですが、これがまたやっかいで、現状と合致するものが非常に少ないのです。 先日、国土交通省が調査した公図が、現状と1m以上もずれているものが51%もある、と発表しました。逆にずれが10センチ未満とほぼ正確なものは調査した公図の5.5%しかなく、まさに今の現実をあらわしておりました。 なぜこれほど誤差があるのか?ということですが、もともとこの公図自体がかなり古い地図をもとに作成していることが原因のようです。明治時代の「地租改正」から本格的に整備しはじめたのですが、当時は住民からの申告だったことや、測量技術が未熟だったこともあり、またそれをつぎはぎでたしていったものなのでかなり不正確だったようです。  なかには豊臣秀吉時代の「太閤検地」の図面をもとにしているものもあるとか?(あくまでウワサですが。)そんな図面が現在にひきつがれているのですから正確なものが少ないのもしかたがありませんね。ですのでこの公図は法務局にある‘おおやけな図面’とはいうものの、法律的に根拠がない図面となっております。正式に法律で規定される地図とは、国土調査法に基づいて高精度な測量・調査(地籍調査)を完了した地域で作製されるもの。不動産登記法第17条に規定されている「17条地図」 というものです。不動産取引をするときにこの地図があれば、言うこと無しです。(新しく造成された土地に分譲したところはほぼあります。) ということで公図と現状が合致していなくてもそんなにあわてることはないのですが、重要な点が1点あります。この公図の自分の敷地と思われる場所に明らかに真ん中に道路のような地形が通っていたり、何か別の地形が入りこんだりしていないか、ということがないかを見ないといけません。もしそんなものがあれば他人の土地が横切っていたりしている場合があるのであとあと大変なことになります。この点だけは注意して見てほしいのです。ほんと重要です。 そんな公図ですので、現在の測量技術で測ると増えるケースが多いのです。なぜ増えるのか?明治時代から始まった地租改正の目的は税金です。広ければ広いほど税金をたくさん取られるので、住民はなるべく少なく申告したのですね。現在でも同じ。仮に測量しなおして面積が増えると固定資産税は当然増えます。ならばそのままでもいいか、となり正確な測量をしても更正登記をあえてしないのが現実です。 でも納税は国民の義務でもあります。また正確に測量して、地積更正登記をすることであとあとの売却や相続もスムーズに行きますので、できることならするほうがいいのです。 と、いうことで今回は『公図』についてでした。

§ 編集後記 §

先日、映画評論家の水野晴郎氏が亡くなられました。私は映画が好きで、よくテレビの映画は見ておりましたので、水野氏の訃報は残念でした。当時の水曜ロードショーは欠かさず見ていましたよ。あの名せりふ「いや~、映画ってほんとにいいものですね!」は今でも耳に残っています。昔、月曜ロードショーというのがありまして、そのときの解説が荻昌弘氏という地味な方でしたが、なかなかいい視点で解説をしてくれ好きでした。もうずいぶん前に亡くなられたのですが、あの時も残念でした。日曜洋画劇場の解説者だった淀川長治氏もいませんし、昔のゴールデン洋画劇場の解説者、高嶋忠夫氏も病気でもう映画解説はしませんね。映画を見る前と後の解説は見るうえで参考になりましたが、最近どのテレビ局もは解説なしです。寂しいね。よし!ならば私が映画の解説者になろうか・・・。
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