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当社は平成6年6月に私、渡邊裕が有限会社櫻不動産として宝塚市の中筋という地に創業いたしました。そしてその後平成19年に株式会社櫻不動産として株式会社化し、今日に至っております。
私が今日の不動産のさくらに至るまでのことを少しお話させていただきます。私は大学を卒業後、大手飲料メーカーに就職しました。私の受け持ちは阪神間地域で、その中でルートセールスを行っておりました。尼崎市から神戸市灘区辺りまでのルートセールスの中で、宝塚市も回っていました。阪神地域を回る中で年々、私の育った街「宝塚」が魅力のある街であるということを改めて感じたのです。
宝塚市に大企業はなく、北には西谷地区の里山が広がり、街の中心部に武庫川が流れ、川の左右にそれぞれ住みやすい環境があり、大阪、神戸への都心部にも近く、何より「歌劇の街」としての魅力的な街であることを改めて感じ、この宝塚市の街で住宅に関係する役に立てるような事業を事業家としてやってみたい、という起業家意識が沸き起こりました。
そして大手飲料メーカーに在職中に「不動産業の免許証」とでも言う「宅地建物取引士」の資格を取り、その後退職し地元の不動産会社に就職しました。その後晴れて独立を果たし有限会社櫻不動産を設立した次第です。
一国一城の主となったものの決して順風満帆というわけではなかったのですが、修行時代のお客様や友人・知人に助けられ何とか継続していた、というのが実情でした。このままではいけない、と感じ、宝塚市のもっとたくさんの方々に不動産情報を届けなければいけない、と思い不動産情報誌「小春日和」を創刊し、月に一度発刊することにしました。
その後、数カ月、数年と毎月愚直に続けていくうちに一人、また一人、と、不思議なご縁でお客様が増えてきました。そして気が付けば不動産情報誌「小春日和」は発刊から20年、合計247巻を数えるまでになりました。
これまで何一つ奇をてらったことは行っておりませんが、来られた一人一人のお客様とのご縁を大切にしてきたことが当社が不動産業者としてこの地に存在させていただている一番の所以であると思っております。
実際は誰のご紹介かもわからないけど、どこかの誰か様がなぜか当社をお勧めしてくれてご来場いただけることがあったりして、毎年、1年1年新しいお客様との出会いがあり、本当にありがたい限りです。ですので、これまでご縁のあった方々を含め、ひしひしと地域の皆様のおかげで当社は成り立っているのだな、と感じているのです。
これからも今まで当社でお取引いただいたお客様との信頼に泥を塗らないように、また新しい未来のお客様からも信頼していただける不動産のパートナーになれるよう、これからも、安全・安心・親切な不動産取引をモットーに、不動産を通じて「皆様の笑顔を咲かせるお手伝い」をしていきたいと思っております。
地域の皆様、どうぞ今後とも末永く不動産のさくらをよろしくお願いいたします。
不動産のさくら 株式会社櫻不動産
代表取締役 渡邊 裕