不動産のさくら
株式会社 櫻不動産
6月号 № 97
発行日 平成23年5月26日
株式会社 櫻不動産
6月号 № 97
発行日 平成23年5月26日
こんにちは、皆様。お元気でしょうか?ところで皆様!今年の「花粉」ですが、どうでしたか?昨年から「来年の花粉は10倍です!!」と言われ続けて、私は相当な覚悟をもって望んだ今年でしたが、奇跡とでもいいましょうか、症状がかなり軽かったのです。 出だしの3月こそ、花粉が「目」にきてしまい、かゆくて、こすってしまい、目がぼろぼろになり、アレルギー全開でしたが、くしゃみ、鼻水、鼻づまりはかなり軽く、妻のボロボロな症状を横目に、おかしいなあ~???と、不思議な毎日でした。しか~し、私の花粉症はこんなはずじゃないはず、とも思いながら、油断せずにマスクをする毎日でした。 ところが、さすがにこの5月でこの症状ならもう大丈夫!!ということでマスクもはずし、現在快適な日々でございます。(妻は今、黄砂でぼろぼろですが・・・。) ところで、花粉症の方のほんの数%の人が理由もなく、ある日突然花粉症が「治る」ことがあるそうですが、もしかして私はそのうちの数%に入ったのかも?!と淡い期待をしながら過ごしている今日このごろです。 ということで今年は奇跡が起こった?!花粉症の症状でした。ひどい花粉症でお悩みの方!私だけすみませんです(+_+) それでは小春だより6月号、がんばっていきますよ~!!
* いよいよ消費税10%か・・・ *
東日本大震災やそれにともなう原発事故の対策、補償などなど今後の財源確保のため、いよいよ消費税10%の議論が出てきました。もっとも昨年から管総理大臣は消費税の引き上げの話をしていたので、ここに大震災が加わり、現実に近づきつつあります。
かつて、国の支出を節約すれば、“高速道路の無料化や手厚い子供手当てが出せる!”と意気込んでいたのですが、もうすでに破綻していますよね。相変わらず日本の台所事情は火の車、大赤字です。そしてこの地震により、もう増税しかないのです。
日本の国民みんなで復興のために電気代の値上げと消費税の値上げを受け入れることはしかたないでしょう。というか、ここは喜んで協力しなければいけないと思うのです。中には‘自分は関係ないから’と言う方もいるでしょうが、日本に住んでいる方全員で協力しなければいけないと思うのです。
ただし、地震は天災とはいえ、国からたくさんの援助をしてもらう東京電力のえらいさんたちには、さらなる痛みをともなってもらわねばなりません。役員報酬(給料)を半額にしても、なおまだ年収3600万円という大金はいくらなんでも、もらえませんよね。
そして政治家たちには、今こそ国民の代表として積極的に報酬を引き下げてもらわないといけません。なんやかんやいれて年収4000万円近くになる国会議員の給料は思い切って500万円くらいにしてはどうでしょうか?そうすれば722人もいるので国会議員だけでも約250億円も節約できます。交通費も全額タダとか、ただでさえいろんな手当てがもりだくさんあるし、老後も通常の年金にプラス、手厚い議員年金なるものもあることだし、それでも充分やっていけますよね?
また、平均報酬2000万円の各都道府県の県会議員の皆様も減額をお願いします。さらに、みんなとは言いませんが、政調費なるもので漫画や雑誌を買う市会議員の先生たちも当然報酬を下げるべきですね。とくに大阪市と名古屋市の市会議員の報酬は高すぎます。半額にするべし。(それでも年収は900万円くらいになる)
今こそ市民、県民、国民の代表である各政治家には“私たちはこんな決意です!なので消費税、電気代の値上げも国民で協力してほしい!!”と見せてもらいたいものです。
あ~、それにしても、日本航空を食い物にして私腹をふやしたあの国会議員、国のお金で地元で○○橋を造らせ、子や孫に莫大な財産を残したあの国会議員、○○ダム受注の見返りに1億円をもらったあの議員とか、いろいろな議員に相当不正なお金が流れています。この方たちの不正に蓄財した裏金を財源として没収できないものでしょうか?地方のどこぞの悪徳市会議員でさえ数億円を不正に蓄財できるのですから、議員たちの「黒いお金」を合計すると数兆円にはなると思うのですが・・・。
◇ 肩身の狭い喫煙者の皆様・・・ ◇
いよいよ区画整理も進み、JR中山寺駅前のたばこ屋さんが、当社のおとなりに引越しされてきました。(いよいよJR中山寺駅前北側も広~いロータリーができますよ~!)
そのたばこ屋さんの店頭に灰皿が設置されているのですが、毎朝この灰皿のまわりで通勤前の人たちがタバコを吸っていらっしゃるのを見ます。昔なら駅のホームや改札口、待合室でプカプカと吸っていたものですが、近年はどこもかしこも禁煙、禁煙で、限られた場所でしかタバコが吸えなくなっているのでしょうね、お店の店頭の灰皿を囲んでタバコを吸う人たちで、ちょっとしたにぎわい?になっています。
ちなみに、以前「当社の事務所の前の道路にタバコのポイ捨てがほとんどない」というお話をさせていただいたのですが、事務所前のJRの線路沿いにコインパーキングができてから、料金所の前にほんの少しだけタバコのポイ捨てが増えました。(それでもほんの少しです。前の事務所の道路に比べると、かわいいもの。前の事務所の道路はそれはもう、タバコもさることながら、あらゆるゴミがたくさんポイ捨てされていましたから・・・。)なので、朝、お店の前で灰皿を囲んでタバコを吸っているかたはマナーがいいのです。
朝の通勤前にちょっといっぷく、ということでしょうね。屋根もない、吹きさらしの外で、皆で集まってあわただしく吸っている姿を見ると、なんだかかわいそうな気持ちになってきます。私もほんの13年前まではタバコを吸っていたので、今の喫煙者の方が肩身の狭い思いをされるのが少々気の毒なのですよ。
先日、よく来られる銀行の営業の方が当社に来られ「ちょっと1本吸わせてえ~!!」とリラックスしてたばこを吸う姿を見て、ほほえましい気持ちになりました。(←ここで禁煙をおすすめしないといけないのかな~。)なので、当社の事務所も禁煙にしたらいいのでは?という意見もあるのですが、このような姿を見ると、せめて当社で商談するときぐらいはゆっくりとタバコを吸ってもいいのかな~と思い、禁煙にはしていないのです。
ということで、なかなか肩身の狭い喫煙者の方たちですが、やはりタバコは『百害あって一利なし』健康によくないのも皆さんご存知ですよね。ん~ん、禁煙はやっぱり本人の自覚しかないのかなあ~。
♪ シリーズ「世界の住宅事情」 ♪
大好評「世界の住宅シリーズ」第2弾、今回はおフランスの「パリ」の住宅事情をご紹介いたします。
日本人にはあまりなじみがないフランス(私だけ?)ですが、フランスの首都パリでは今、住宅難だそうです。パリの現在の相場は1㎡当たり6,360ユーロ(1ユーロ120円として約76万円)で、日本式に換算すると坪当たり251万円という価格です。坪当たり251万円というとけっこう高額です。日本で言えば、関西なら大阪の梅田あたりだけ、あとは東京都23区内くらいでしょうか。(ただし銀座や六本木などはそれ以上で目が飛び出る値段ですが・・・)大国の首都はどこでも同じ事情なのですね。
日本と大きく事情が違うのは、フランスでは「古い建物に価値がある」ということです。なので、建物が築20年でも全く値段が下がらないそうです。さらに最近では外国人のお金持ちの方々がパリ市内にアパルトマン(「アパルトマン」とは高級なお部屋というイメージでしょうか?単純に訳すと「家具付住宅」ということですが、日本のマンションのようなものではなくて、どちらかというと居住用の“高級な内装をしたビルの1室”というイメージでしょうか?)を購入したいという希望者が多いそうで、古いものも安くならず、当然新築はさらに高くということで、年々相場が上がっているそうです。その結果パリの一般市民が満足のいく広さの住宅を購入することが大変難しくなっているようです。
なので、パリ市はこの状況に対応すべく2009年から住宅を購入する人に金利0%の住宅ローンサービスを始めたそうです。返済期間は15年と短いのですが、金利0%とはパリ市もずいぶん思いきった政策です。しかも、さらにその前の2006年からはフランス政府がすでに金利0%の住宅ローンを始めていたそうで、パリで住宅を購入したい人は、この金利0%の住宅ローン2つを合わせて使うことができるそうです。住宅は金額が張るので金利0%はかなり大きいですね。
日本で言えば政府系の「フラット35」でおなじみの住宅金融支援機構が金利0%で住宅ローンをしてくれるようなものですね。
では、賃貸の方はどうかと言いますと、こちらもなかなか住宅難だそうです。というのも賃貸に関してはフランスも日本と同じく、人道的な理由から借主さんの権利を保護する考えが強く、家賃を支払わない賃借人に対して「すぐに退去して!」というわけにはいかないそうです。
家主さんは、賃借人の家賃の不払いが発生すると、まず書き留め郵便で支払いを求め、次に市役所の仲裁人に申し立てて話し合いをし、それでもダメなら裁判で決着をつけるという流れで手続きをしなければならず、退去まで相当な時間がかかります。
さらにフランスでは‘冬場は寒い’ということから、たとえ裁判で退去命令が出ても、冬場の判決なら、春先まで賃借人に強制退去を求めることができないそうです。
こうなると家主さんにとってはたまったものではありません。へたすれば2年近くも家賃の支払いがないまま住み続けられてしまう、ということもなりかねません。そうなると「それなら初めから住宅は貸さない」という家主さんが多くなり、結果、賃貸住宅の供給が少なくなり、賃貸住宅があっても、借りられるのは公務員とか安定した職業を持つ人となり、賃貸の住宅事情が厳しくなっているとのことです。
しかし、これに対しても国は対策をしており、低所得者や学生などの賃貸希望者に対しては滞納しないように、家賃の何%かを補助する住宅手当を支給しているそうです。さらに賃借人が2ヶ月家賃を滞納した時に政府が賃借人に代わり未払い家賃を肩代わりする家賃滞納保険もあるそうです。
日本の家賃保証会社は民間の会社しかなく、ここ数年でやっと成長してきたばかりで、しかも滞納家賃の強引な取立ても社会問題化(私からすると悪質な家賃滞納者も問題と考えますが)しておりますので、家賃を肩代わりする保険を政府がするとは、フランスはずいぶんと進んでいるものですね。
(参考資料 アットホーム『世界の町から』パリ在住 夏樹氏「住宅難のパリ」より)
ということで今回はここまで。次回シリーズ「世界の住宅事情」第3弾をお楽しみに!!
☆ 大食堂の思い出 ☆
昨年の新聞で和歌山県の中松ミナ子さんという74歳の方のコラムがありました。このコラムを読んで‘ビビッ’ときました。
実は私も幼少の時にこのコラムと同じ体験をしていたのです。小さいころの私はじん麻疹のアレルギー体質で、大阪の阪大病院に通院していたのです。当時、西宮市の海に近い社宅に住んでいましたので、家から10分ほど歩いて、バスに乗って、阪神甲子園から梅田まで、遠い道のりを毎月1回大阪の阪大病院まで治療に行っていました。
じん麻疹の治療では体質改善のために注射を打っていました。大きな注射をおしりにするのですが、まだ小学校に上がる前なので、大きな注射はそれはもう恐くて、恐くて、いつも泣いていたようです。
母はそのご褒美にたまに阪神百貨店に連れっていってくれ、プラレールの線路を1本買ってくれ、そして大食堂でごはんを食べさせてくれました。コラムの子供さんはホットケーキとミックスジュースというハイカラなものですが、私の場合は「ざるそば」でした。(ま、私にホットケーキとミックスジュースは似合わないな)それにしても阪神百貨店の大食堂は楽しみだったなあ~。でもあの時、母親はなにを注文していたのだろうか?思い出せませんが、コーヒーを飲んでいたのかな?私の母にはそんなイメージはありませんが・・・。
その後、母は離婚して私と妹は父に育てられたものですから、残念ながらあまり付き合いはなく、今も連絡がとれにくくて、現在は九州地方にいることしかわかりません。
今、なにをしてるのかな~?このコラムを読んで、私の母も当時同じ気持ちだったのだろうか?また、今はどんな気持ちで過ごしているのだろうか?という思いがめぐり、久しぶりに母に会いたくなったのでした・・・。
§ 編集後記 §
映画『阪急電車』が絶好調のようですが、皆さん、見にいかれましたか?私はまだ行ってないので、終わってしまわないか少々あせっています。
ところで、3月号の小春だよりで小説「阪急電車」の作家の有川浩氏を男性みたいにご紹介してしまい、大変失礼しました。有川浩氏は女性です。ありかわひろさん、というのですね。お客様から有川浩さんは女性ですよ、とお教えしていただき、初めて知りました。(K様、ありがとう!!)私は作家、有川浩氏を全く知らず(失礼!!)浩(ひろし)さんとばかり思い込み、男性と思っていました。ごめんね有川さん!!これからもずっと応援するから!!
あと、この本の書評をされた児玉清氏が亡くなられました。児玉さんはかなりの愛読家でもあったようですね。クイズ番組「アタック25」の司会で、正解した時の“そのとお~り!!”という名調子がとても印象に残っています。ご冥福をお祈りします。