不動産のさくら
株式会社 櫻不動産
12月号  №103
発行日 平成23年11月26日
こんにちは、皆様。11月中旬まで暖かい日が続きましたが、体調などくずしておられませんか?実は私、9月はじめから風邪をこじらせて、いつものことで‘たいしたことはないだろう’と思い、ほったらかしにしていたところ、ずっとせきが止まらなかったのです。その後、いよいよ病院に行って薬をもらったのですが、全然治らず‘もしかしたら変な病気かも?’と思っていたのですが、最近やっと治ったしだいです。なんと2ヶ月も風邪をこじらせていました(泣)・・・。
年齢とともに、体力・回復力が落ちてきているのでしょうね。先日、お客様の松倉様がご来場してくださいましたが、70歳代なのに、顔のつやがよく、とても元気でいらっしゃいます。聞くところによると毎朝、夕に散歩していて、お医者さんの診断では、身体年齢は50代とのこと!!いやあ~、参りました。私も松倉様みたいになりたいものです。
ということで、体力にも、年齢にも負けず、今年最後の小春だより、元気にいきますよ~!!

* ギリシャ問題について *

て、2011年もあと1ヶ月になりましたが、ヨーロッパが大変な状況です。ギリシャから始まった経済危機が、イタリア、スペインに伝染し、世界中がまきこまれかねない状況です。遠い日本にとっても他人事ではありません。少し考えてみたいと思います。
の大変な状況を簡単にかつ単純に考えると、どの国も「借金が多すぎた」ということにつきると思います。ある程度の借金はその国の社会・経済のために必要ですが、ギリシャもイタリアもスペインも、「借金感覚がマヒしてしまっている」ということではないでしょうか?
こで言う「借金」とは、その国が発行する「国債」と考えます。「国債」とはその国が「国債」という「紙」を発行し、この「紙」を投資家(各国の金融機関など)に買ってもらって手に入れるお金のこと。発行した国は買ってもらった金額に利息をつけて、将来「国債」を買い戻す(=すなわちお金を返す=借金を返す)というしくみ。(専門家に言わせると怒られそうな表現かもしれませんが、だいたいこんな感じだと思いますが・・・。)
リシャなど、ヨーロッパの国々は「借金」を他の国からしているので、問題が起こると他の国が‘借金を返せるのか?’、‘返せないから破産になるのでは?’(正確には「返済」ということではなく、利息の金利の上昇による信用不安ということですが)ということで、他国が不安になり、信用がなくなり、国のお金がまわせなくなり、大変な状況になっていくのですね。
大の当事者のギリシャは、なんと働く人の4人に1人が公務員?!という、私も初めて知りましたが、びっくりするような状態です。(ちなみに日本では100人に6人程度の割合)一般の会社でも人件費の割合が一番高いわけですから、売り上げがあがらないなか、人件費だけがどんどん増えていくといずれ倒産してしまいます。もちろん、それだけが原因ではありませんが、給料の高い公務員がそんなにたくさんいたら国はいずれ破産するのは見えていますね。
純な構図はこうです。ギリシャはフランスやイギリスなどから国債を買ってもらい(借金し)そのお金を公共投資(道路や施設を作る)や、たくさんいる公務員の給料などにまわしました。(また、たくさんのお金が悪徳政治家の裏金にもなったようです。)その結果、公共投資にたずさわった人や公務員はどんどん裕福になります。そしてその人たちがどんどん買物をして、それがまわりまわって公務員以外の一般の市民もゆたかになる、という状況だったようです。国民全体で借金で裕福に暮らした、ということでしょうか。
ころが、いよいよ借金の返済がせまったときに‘返せそうにありません!’となったのです。返せなくなるとどうなるのか?貸しているフランスやイギリスの金融機関が大きな損をしたり、最悪の場合倒産します。そうなると今度はフランスやイギリスの経済がおかしくなり、そしてヨーロッパ全体、さらには全世界がおかしくなってしまう、ということです。そうならないように今、ドイツやフランスがリーダーとなって、ヨーロッパの国々が解決にむけてがんばっているのです。
本はというと、他の国から借金をしている、ということではないので(日本の国債は日本国内の金融機関や投資家が買っているということで)今は問題にならないようです。
かし、日本は2011年度現在で943兆円もの借金があります。「国内の金融機関からの借金なので大丈夫」とか、「政府の保有資産がそれ以上あるから、それを売れば大丈夫」という話ですが、極端な話、「借金の返済のために国会議事堂が売れるの?」はたまた、「金融機関に借金を免除してもらった時に、その金融機関に預けている一般の国民の預金もなくなるということはないの?」と思うのです。(すみません、詳しくはわかりませんが・・・。)日本はほんとうに大丈夫なのでしょうか?
リシャも国民が長きにわたり政治に無関心で、世襲(親から子そして孫へ引き継ぐ)の政治家たちにうまくやられていた(日本とよく似ている?!)ようです。(さらに、事業者など一般市民も6兆円ものお金を脱税していたことが発覚。もう最悪です。)それに対して、日本ではようやく金権、悪徳、私腹・万腹の悪徳政治から離れ、これからといったところでしょうが、ゆっくりしている場合ではなさそうです。
たちにできることは子供、孫、ひ孫、やしゃごの世代にこれ以上借金を増やさず、減らすようにすることです。そのためには少しでも収入を上げ、支出を減らすこと。今後の消費税の増税には国民の多数が納得しています。そして、例えば、たばこ増税をして(喫煙家のみなさまには申し訳ないのですが・・・。)全国会議員の報酬を下げる、という「収入を上げて、支出を減らす」という、単純な改善からすればいいと思うのですが、なぜできないのでしょうか?
回、たばこ増税を見送った民主党の政治力のなさを改めて痛快しました。また、なぜ、1人あたり年間4000万円もの国会議員の報酬を下げることができないのでしょうか・・・。ギリシャの問題、けっして他人事ではありません。これからも注目していきたいと思います。

♪ 悩み相談の名アドバイザー ♪

聞や雑誌などで悩み相談のコーナーがよくあるのですが、つくづく人の悩みっていろいろあるのだな~、思いますその悩みは当人にしかわからないもので、結局、その悩みの痛みがわからない他人による解決方法はなく、自分でなんとかするしかないのですが、全く利害関係のない他人がアドバイスすることにより、いい方向に向くこともありますよね。
談コーナーでは、いろいろな方がアドバイスをしていらっしゃいます。私はそんなアドバイザーの中でなかなかいいアドバイスをしているなあ~、と思う方が2名います。一人は精神科のお医者さんで海原純子氏です。
の方のアドバイスはとても具体的で、明快です。それでもって悩んでいる当人の気持ちも十分に考えてアドバイスしています。海原氏は相談者が悩んでいると思われる本当の原因を指摘し、その解決方法を提示します。
にも書いたように、相談者の悩みは本人にしかわかりませんので、相談者の方は海原氏のアドバイスをどう受け止めるのかわかりませんが、私は読んでいて「これなら解決するのじゃない?」という回答を多々見受けます。テレビなどで、たまに拝見しますが、占いの○○先生みたいに相談者に対してえらそうなところもなく、ていねいで非常にさわやかな女性です。

して、もう一人が評論家の岡田斗司夫氏です。この方は一昔前は100キロを超えるかなりの肥満体型で、しかもオタク(オタク=一般的にアニメやマンガに詳しい、他人とあまりかかわらない人)と言われていた人物でして、テレビでもどちらかというとオタクとして変った人物と見られていたキャラクターでした。(いまでもオタクの代表みたいな人ではありますが。)
の岡田氏が最近ダイエットに成功。いまでは昔の面影はまったくなく、いかにも評論家らしい外見になっています。そんな岡田氏のアドバイスなので、‘どうせオタクっぽいアニメやマンガの相談で、プラモデルの作り方でもアドバイスするのか?’と思っていたのですが、なんの、なんの、いろいろな悩みにユーモラスに、またなかなかいいアドバイスをするのですね。
では岡田氏は、大学の先生をして、雑誌の対談や海外でも講演するなど幅広い活動をしています。きっといろいろな経験が相談の回答に役立っているのでしょうね。 
んな岡田氏も相談者の気持ちを大切にして、具体的に明快にアドバイスするのですが、ただ、海原氏と大きく違うところがあります。それは、そのアドバイスが必ずしも、的を得ていない?!というところです。
先日の相談では16歳の高校生の少年の悩みにこう答えていました。 
うですか?おもしろい回答でしょ?見事なアドバイスではないでしょうか?模範解答なら、“一日中インターネットするよりも、本を読みましょう”とか“まだ若いんだから、スポーツするか、何か趣味を見つけては”とか“女優さんは雲の上の存在なので、今付き合える女性を探そう”というアドバイスになりそうなところ、岡田氏は「ダメな生活」を肯定し、岡田氏本人もダメ人間であることを伝え、しかも‘そんなあなたにぴったりの職業がある!!’と話し、その方法を教える。そして最後にあなたはダメ人間ではないよ、と話し、本人の気持ちを傷つけずに、うまく‘普通のまじめな生活’をすることに導いています。ん~ん、名回答?!ではありませんか!岡田氏、あっぱれ!! 
だ、これを読んで、この高校生が‘日本に600万人も自分と同じような気楽な人がいるのか!!’と思い、ほんとうに作家を目ざし、40歳まで‘気楽~な生活’を楽しんでしまうかもしれませんねえ~。だから、決して的を得ているとは思えませんが・・・。 ということで、悩みもいろいろあれば、相談のアドバイスもいろいろあるのだな~、と思い今回“名アドバイザー、岡田斗司夫氏”をご紹介させていただきました。
ん~ん、岡田氏のアドバイスによると、私も「作家」に向いているかも・・・。

☆ インターネットオークション ☆

のたび、初めてインターネットオークションで買物をしました。車のカセット付CDが故障したので、メーカーで修理をお願いしたところ古すぎて「修理不可能」とのこと。新品を買うと今あるスピーカーに対応しないとのことで、インターネットで中古を探しました。(車のスピーカーは8つある、いい音が出るものなので、このまま使いたいのです。)
や~、あるものですね。ヤフーオークションで全国に1台だけ、全く同じものがありました。そしてすぐに入札しました。恐らくこれを購入するのは日本、いや世界でも私一人のはず、と勝手に思い、最低価格で入札し1週間待ったところ、見事落札できました。
かし、これからが本番。インターネットでの買物は超危険です。相手が誰だか全くわかりません。やりとりもメールで、しかもそのメールはフリーメールといってすぐに解約できる、素性がまったくわからないメールアドレスのメールです。
のように危険きわまりないのですが、私もどうしても必要だったので危険覚悟で落札しました。売主は関東方面に住んでいるようで、初めは埼玉県に取りに来てと言うメールでした。ノーリターン・ノークレーム(返品・苦情は不可)ということで、ほんとうに危険です。
かも待ち合わせ場所には埼玉県のどこかの病院のロビーを指定してきました。メチャクチャ怪しいではないですか!私は当然、埼玉県には行けるわけもなく、郵送でお願いしました。
ると、代金は先払い。しかも梱包代、郵送代もこちらもち。もう完全に相手の言いなりです(泣)。でも、どうしても必要なので購入するつもりです。明日、銀行に振込みに行こうと思っています。
さあ~振込みして、ほんとうに商品が届くのか?またその商品が動くのか?まだまだハードルがあります。どうなることやら。明日振り込みに行きますので結果はまた次号で・・・。

§ 編集後記 §

今年も1年間、ほんとうにありがとうございました。

今年の3月に東日本大震災が起こり、たくさんの尊い命が奪われました。東北地方もこれから真冬になり、被災者の方々のご苦労はまだまだ続きます。お世話になっている宝塚市を通じてほんの少しばかりのご支援をさせてはいただいていますが、あらためて被災された方々に心からお見舞い申し上げたいと思います。 そして、こちらの地域では東日本大震災が起こったにもかかわらず、何不自由なく普通に暮らせたことに感謝いたします。

また、今年も1年間、無事に不動産のさくらでたくさんの仕事をさせていただくことができました。これは、今年に限らず、いつも応援してくださる皆様のおかげであります。ありがとうございます。
少しだけ難しい話をしますと、経営者の間では世界的に有名なピーター・ドラッカー(故人)というアメリカの経営コンサルタントの方がいらっしゃったのですが、ピーター・ドラッカー氏の言葉に「経営とは顧客(こきゃく)の創造である」という一節があるのです。
どんな大会社でも、顧客(=お客さん)がいないと経営は成り立ちません。まさにその通りで、ましてや私のような小さな会社ならなおさらです。
なので、私が今年も1年無事にたくさんの仕事をさせてもらえた、というのはお客さんである、皆様のおかげにほかならないのです。

来年も「安全・安心・親切な不動産取引」で“皆様の笑顔咲かせるお手伝い”で仕事をさせていただきたく思います。今年も1年、ほんとうにありがとうございました。感謝。

どうか来年も皆様にとって良い年でありますように。


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