不動産のさくら
株式会社 櫻不動産
4月号  №108
発行日 平成24年4月26日
こんにちは皆様。お元気ですか?今年はさくらの開花が遅れて、4月の中旬ごろが見どころとなりましたね。例年になく寒い日が続き、肌寒いお花見となったのではないでしょうか?私は先日、父親を連れて家族で久しぶりに能勢温泉(旧かんぽの宿能勢)に行ってきました。ゆっくり温泉に入り、おいしい料理を食べました。次の日にお花見でも、と思ったのですが、大雨で残念ながら中止(涙)。ぽかぽか陽気の中で、満開のお花見をしたかったなあ~。でも、温泉でゆっくりしたので、よしとしましょう。
ということで、今月も元気よくいきますよ~!!

§ 原発再稼動について §

の日本で一番気になることが、消費税の値上げと原子力発電所(原発)の再稼動の問題のことではないでしょうか。特に関西電力の原発再稼動は、近畿地方に住んでいる私たちには大きく関わる問題です。
日、政府はついに福井県にある関西電力・大飯(おおい)原発の再稼動に向けOKを出しました。しかし、大阪府、京都府、滋賀県が反対の姿勢をとっているので、簡単にはいきそうもありません。特に大阪市の橋下市長は再稼動を強行に反対しています。発言力が大きいので、今回の再稼動についても次の選挙で民主党を破り市民の意見を問う、と話していますので選挙になれば、恐らく橋下市長率いる大阪維新の会が勝つと予想されますので、その結果「原発はノー」ということになるのでしょうか?
日本大震災でのあの原発事故に直面すると、やはり原発は大変恐いし、あまりにも被害地域が広く、損害が大きすぎます。事故のことを考えると原発はないほうがいいのでしょう。しかし、現在の日本の経済や電力事情を考えると、何を言っているのか!と怒られそうですが、原子力発電の安く、安定した電力供給が望ましいのかな、とも思うのです・・・。
モルガン銀行(アメリカの大手銀行)の日本支店長で、伝説のディーラー(ディーラー≒投資のプロとでもいいましょうか?)の藤巻健史氏がおもしろい主張をしています。
巻氏はもともと「原発は必要」と主張していたのですが、過去のアメリカ、ロシアなど各国での原発事故や、あまり知られていない1999年の東海村の原子力事故の当時、モルガン銀行の外国人の部下たちが全員こぞって国外に逃げ出したことを経験して、どんどん原発への不安がつみ重なっていたそうです。そして今回の大地震による福島県の原発事故で、もう原発は必要ないという考えになったそうです。
巻氏は、今後、日本では原発のエネルギーにたよれなくなくなるので、当面火力発電でまかなうしかなく、火力発電の燃料を現在外国からの輸入にたよっている以上、値上げは必然となり、電気料金は高くなってしまうと言っています。
して、藤巻氏の主張は『電気代の値上げは必然なので、消費税は上げずに、電気代を今までの5倍にして、(お年よりや所得の低い世帯の最低限度の使用料は安く押さえる)燃料費以外の値上げ分を全て震災復興の財源にあててはどうか』と言っています。 
気代が5倍になれば、街のハデなネオンがなくなり、多すぎる自動販売機は少なくなり、パチンコ店のギンギラ照明もなくなるし、また各家庭ではいやがうえでも節電が進みます。そして代わりのエネルギーとして、太陽光発電、風力発電、海草発電、メタンハイドレード(海に眠る天然ガス)の研究が急速に進み原発にかわる安くて、安定したエネルギーの供給が早まるのではないか?と主張しています。
資家らしく、市場原理(市場原理≒自由にまかせれば、不便なときには、便利なものが現れ、値段が高いときには安いものが現れ、必然的に調整されると思って下さい。)でものごとをすすめれば、きっと解決すると言います。(詳しくは藤巻健史氏著「マネー避難」をお読みください。)かなり過激な主張ではありますが、ようは、値上げにより復興のお金を作り、強制的に節電をさせ、原発の代わりのエネルギーを早く確立するという、一石三鳥という、考えです。まあ、まんざらでもない考えでもあるかなあ~、と思いますが5倍の値上げはきついか。
現在、原発なしでいけていますが、これだけ便利な世の中になり、電気製品があふれている今、電気代の値上げもせず、このままの料金で電気の安定供給ができるのでしょうか?
度も申しますが、何でも電気をたよる現代。建物でエレベーター無しで耐えられるのでしょうか?ひと昔前みたいに電車は窓を開けて風だけで耐えられるのでしょうか?暑い夏をエアコン無しとか、温度を今までよりも2度上げて使用することは耐えられるのでしょうか?計画停電が実施され、電気製品が一時的にでも使用できなくなったときに耐えられるのでしょうか?携帯、パソコンが常時使用できないと絶対イヤという人はいませんか?なので、これまでどおり電気を不便なく使いたいのなら、国民も痛みを共有しなければいけません。
を戻して、関西電力の大飯原発の再稼動ですが、地元福井県でも複雑なようです。経済、雇用の問題があり、原発が再稼動しないと地元の方の生活が変わってきます。しかしあの福島の原発事故を見ると、ひとたび事故が起これば地元の方は愛する故郷がなくなってしまい、生活どころではありません。ほんとうに難しい判断で賛成も反対もできないのが実情のようです。
発から遠く離れた地で、私は原発は当面必要ではないのか?と考えていましたが、ここにきてわからなくなってしまいました。みなさんもそうではないでしょうか?流れからいくと関西電力大飯原発は動きますが・・・。
まで近畿の住民は関西電力には大きな事故もなく安定的に電気を送ってもらい、感謝しなければなりません。でも、原発が動くかぎりは、東日本大震災をも上回る大地震と大津波が来ても「想定外」という基準なしに、世界最高水準の安全策で動かしていただきたく思います。

♪ ワールドカップ観戦記 ♪

あ~、いよいよ来月から2年後にブラジルで開催されるサッカーワールドカップ(国別対抗の世界大会)の出場をかけたアジア地区最終予選がはじまります。前にもお話しましたが、サッカーのワールドカップは出場するだけでも大変で、1930年の第1回大会から始まった80年以上の長い歴史のなか、日本はほんの4回しか出場できておりません。しかしながら現在4大会連続出場という素晴らしい成績です。)
ッカーワールドカップはオリンピックと同じで、4年に1度、前もって決めた世界の国で開催します。なので、オリンピックと同じくなかなか応援に行くことは難しいのです。ちなみに日本が出場した4大会はフランス、日本・韓国、ドイツ、南アフリカと、日本・韓国以外はへき地?!ほど遠い、遠い国でした。(次回もブラジルで開催と、メッチャ遠い!!)
か~し、そんな4回しか出場していない、遠い国でのワールドカップを全て現地に行き、応援された超つわもの?!の方が当社のお客様でいらっしゃいました
いうことで、当社のお客様でいらっしゃる池田様より、2010年に南アフリカへ応援に行かれたお話を14ページにまたがる大作でいただきましたので、今月と来月の2回にわけて池田様の『南アフリカワールドカップ観戦記』と称して載せさせていただきます。(かなり割愛しました。すみません、池田さん・・・。)

『南アフリカワールドカップ観戦記』 (前編)

初めまして。今回ご縁があり、小春だよりに投稿させていただくことになりました。というのも、もう2年前(2010年5月)になりますが、希望に合った物件を(さらにその2年前から難しい条件を伝えていたのですが、)めでたく購入することができた時期と南アフリカワールドカップを観戦する時期(2010年6月)とが重なったこともあり、思い出深いので、今回投稿させていただくこととなったのです。(同時期にうまくいき、さくらさんには大変感謝しております。)

サラリーマンの私にとって、一戸建の主になることは子供の頃からの夢だったのですが、さらにもう一つの夢も同時にかなえることができました。それは南アフリカで開催されたサッカーのワールドカップの観戦に行くことでした。(以下、南アフリカワールドカップをアフリカWCに省略。トイレではありません(笑))私はフランス、日本、ドイツといずれの大会も現地に行き応援してきたのですが、アフリカWCだけは同時期に不動産の購入という一大事があり、さらに南アフリカの治安、旅行会社の詐欺事件の横行、鳥インフルエンザという3つの問題があって、行けるかどうか、最後までわからなかったのでした。
しかし、不動産の購入はさくらさんがうまくリードしてくれたおかげで負担が軽くスムーズに進み、また3つの問題も自分なりにクリアすることができ、無事アフリカWC観戦ツアーに参加することができたのです。その時のお話を簡単にしていきたいと思います。

まずなんと言っても一番は旅行会社です。JTBなどの大手旅行会社は安心ですが、当然費用も高額です。大手は1試合観戦のみの現地滞在で50万円からなので当然予算オーバー。安くて自分に合ったツアーを見つけるため、いろいろ探したところ、日本人サポーター(サポーターとはファンのことです)でつくるツアーを発見。料金も大手よりも10万円以上安く魅力的です。しかし、当時アフリカWCツアーに関しての詐欺事件が多くありました。なので大変不安でしたが、調査に調査を重ね、最後は腹をくくり信用し、このツアーに参加したのです。(南アフリカの現地でわかったのですが、なんとこのツアーは参加者が150人と知り、びっくり。)
スケジュールは現地で4泊、移動の飛行機で4日という日程。少しでも安くするために格安飛行機を乗り継ぎます。関西国際空港→香港(中国)→ムンバイ(インド)→ヨハネスブルク(南アフリカ)という流れで、途中の待ち時間も含め日本から24時間もかかりました。(泣)

さあ、いよいよ日本を出発。と、その前に関西国際空港でワイドショーのインタビューを受けました。インタビューは初体験でしたのでかなり緊張しました。本田選手の18番のユニホームを着ているのに‘岡崎選手(9番)の応援をしています!’と言ってみたり、‘日本を背負って応援してきます!!’と、うまく言うつもりが、緊張でわけがわからなくなりました・・・。当然、その放送はされませんでした・・・(涙)。
さて、日本を離れ、香港に到着。香港での待ち時間はなんと5時間。しかし、その待ち時間に、かつて日本でブームを引き起こした芸人グループ「電撃ネットワーク」の南部氏に会いました。なんと南部氏もサッカーの大ファンということで、このアフリカWCに行くために東京からこのツアーに参加しているとのこと。さらに年齢は60歳とのことで、またビックリ。すっかり南部氏と意気投合し、5時間があっという間に過ぎました。

そして、その後7時間かけてムンバイ(インド)に到着。ここでも長~い待ち時間があり、空港内の喫茶店でサッカーのテレビ観戦をすることにしました。ビールを飲みながら気分よくテレビを見ていたのですが、そろそろ出発する時間というころに、となりのテーブルとビールの値段が違うことがわかりました。同じビールをたのんでも、人によって値段が違うのですね。
たまらず、店員さんに値段が違うことを言ったのですが、その店員さんはキッチンに入ったきり最後まで出てきません。出発時間もせまってきて、仕方なく怪しい喫茶店をあとにしたのでした(泣)
このあと、さらにインドから9時間・・・。遠いぞ南アフリカ!!ということでついに目的地の南アフリカに到着しました。空港ではアフリカWCのポスターや飾り付けで盛り上がります。しかしこのあと、この雰囲気を楽しむはずが予想外の悲劇で私はドン底に落ちたのです・・・。(後編に続く)

田様、本当にありがとうございました。長編の力作でかなり時間がかかったのではないでしょうか?前編と後編の2回に分けたにもかかわらず、ずいぶん削ってしまっています。申し訳ございません。 ということで、ぜひ次回の『南アフリカワールドカップ観戦記』後編もお楽しみに!! (文中、私に対してのお褒めのことばがありますが、決して私が自作自演しているわけではございませんので、くれぐれも誤解しないでね。)

☆ 5月21日に注目を!! ☆

012年5月21日に日本の太平洋側の地域で日食が観測できます。(日食とは地球から見て太陽が月に隠れ、太陽が黒く見えること) 今回見られるのは「金環日食(きんかんにっしょく)」といい、太陽が完全に月に隠れ、空が真っ暗になる日食(皆既日食)ではなく、太陽が月より少しはみ出して、金色のリングのように見える(金の環=金環)金環日食です。
確に言うと、日食そのものは数年ごとに世界のどこかで見ることができるのですが、日本で、今住んでいる場所で見られるというチャンスはなかなかないのですね。前回は25年前の沖縄で見られたらしく、今回これを逃すと次は18年後の2030年の北海道での観測とのことです。なので、阪神間にお住まいの方には最大のチャンスなのですね。
も日食を見たのはいつだろうか?覚えていないってことは見たことないのかもしれません。自然の神秘とでもいいましょうか、昔の人々は日食を天の怒りや神のお告げと驚いて見ていたそうですよ。朝のしばしの時間、神秘的な光景を一緒に見てみませんか?

5月21日の午前7時20分ころから始まるそうですので、これは絶対に見逃せませんぞ!!


§ 編集後記 §

この4月に長男坊が中学に入学しました。まだまだ制服がぎこちないのですが、最近、自分の主張を強くしたり、ちょっとしたことでも反抗したりと、気持ちの変化が見られます。これからどんどん中学生の生活になれていき、大人になっていくのですね。x
部屋には、もう使わなくなったランドセルや小学生で使っていた筆箱や小物の数々が隅っこに追いやられています。先日のゴミの日には小学生のころのものをいろいろと捨てました。
この3月に小学校を卒業したのがもう遠い昔のことのようで、ふとした時に、長男坊の小学生のころの思い出がポロポロと思い出され、なんだか寂しくなります。
子供の成長は楽しみでもあり、またつらく寂しいものでもあるのですね・・・。


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