不動産のさくら
株式会社 櫻不動産
7月号 №110
発行日 平成24年6月23日
株式会社 櫻不動産
7月号 №110
発行日 平成24年6月23日
皆様、こんにちは。ごきげんいかがですか?梅雨に入っておりますが、雨が続くわけでもないのにくもり空が多く、すっきりしない天気ですね。まあ、これが梅雨なのでしょうけれども。雨なら雨で、ざぁ~と降って、いっきにさわやかな夏を迎えたいものですねえ~。 ということで、ズボンがまとわりつき(++)じめじめが苦手な(泣)私ですが、今月も元気よくいきますよ~!!
§ 円高(えんだか)について §
相変わらずヨーロッパでは経済が混乱しており、ついにヨーロッパ圏経済国第4位のスペインまでもが、10兆円という大金を援助してもらうことになりそうです。わかりやすくざっくり言うと、スペイン国内の銀行を守るために、EUというヨーロッパ共同体からスペイン政府を通じてスペインの各銀行にお金を渡す、ということです。要するにヨーロッパの各国がギリシャの次にスペインもほっとけない!!ということです。
回りまわって日本にもそのツケがきますので、ギリシャやスペインの関係者には大いに反省をしてもらいたいものです。
先日、あるお客さんと円高(えんだか)の話になりまして、そういえばずっと「円」が高いままで、この先、円が全くどううなるのかわからないのですね。ということで、今月は円高についてかんたんにお話してみたいと思います。
日本のお金の単位は「円」です。アメリカのお金の単位は「ドル」です。日本の100円はアメリカの100ドルではなく、日本の○○円は○○ドルなのか?を決めているのが円相場(えんそうば)です。この円相場は毎日変わり、1ドルを基準にして、1ドルを円に交換するとき今○○円なのか?その金額に対して「円高」・「円安」という言い方をします。仮に1ドル=100円を基準にすると、1ドルが90円になれば円高で、1ドルが110円になれば円安となります。(金額が低くなれば‘高く’、金額が高くなれば‘安く’けったいな感じですが)
ちなみに今の円相場(1ドル≒80円)では100円は1.25ドルくらいです。正確にはドルの下単位にセントがあるので1ドル25セントということでしょうか。
昔むかし、360円が1ドルと同じ価値でした。ご存知のとおり、○(円)=360度ということで、1ドルは360円に決まったのですね。では円高について簡単に説明しますね。
1ドル=360円ということは、アメリカで1ドルで売っているものは日本で360円ということです。例えば飲み物のコカ・コーラが1本1ドルとすると、日本なら1本360円ということになります。
これが今度1ドル=180円になったとします。そうすると日本では今まで1本360円だったのが半分の180円になりますので、2本買えることになるのです。さらに1ドル=90円になると、今度は3本も買えるのです。
ということで、1ドルの価値が360円から90円に変動すると、1本し買えなかったコカ・コーラが3本も買えるようになるのです。ようするに、相場が変わり1ドルの価値がいままでの3分の1になってしまったということ。
このように1ドルの価値が低くなる=円の価値が高くなる、ということでこれを「円高」といいます。ならば、円の価値が高いのだからいいことじゃないか!ということになるのですが、確かに「買う」場合はそういうことなので、外国から物を買ったり、輸入する時は有利です。また海外旅行に行くのも安いし、外国で買物をするのも日本よりも安く買えるということになり、この円高の時を狙い海外旅行に行く人は増えます。
では「売る」場合はどうでしょうか?こんどは反対に、日本で1本360円のコカ・コーラをアメリカでは1本1ドルで売っています。これが1ドル180円になると、1本1ドルで売るために180円に値下げをしないといけません。さらに1ドル90円になると今度は90円に値下げしないといけません。今まで1本360円で販売できていたものが1本90円でしか販売できないとなると、この商品は製造原価を割り、赤字も赤字、大赤字となってしまいます。
どうですか?これでおわかりと思いますが、売る場合は大変な損をしてしまうのです。日本からいろいろなものを売ったり、輸出したりすると、ほとんどがドルでの計算ですので、つい何年か前まで同じ商品で利益が出ていたものも、今度は赤字がふくらむ一方となるのですね。
戦後の日本の高度成長期は1ドル360円からどんどん下がりはしましたが、下げ幅は緩やかで、1ドル250円~130円くらいできていましたので、まだまだ日本は製造業を中心とした企業がどんどん外国に輸出して、利益を上げていました。
しかしここ10年くらいは1ドル100円前後で動き、今は1ドル79円という超円高で、この価格では輸出企業は利益がでないのです。なので製造業は中国はもちろんのこと、インドネシア、タイ、スリランカ、マレーシアなど、どんどん海外に工場を建設して「円高」を避けているのです。これは労働力も同じで円高では日本で1人しか従業員が雇えないところ、国外では3人も雇えるということになるのですね。(単純に労働力が安いということもありますが)
超おおざっぱな説明ではありますが、円高とは、アメリカで全く同じ性能の液晶テレビが韓国のサムスン製は5万円で販売できるが(中国は元安、韓国はウオン安を維持しているので)、日本のシャープ製は15万円の販売になってしまう(さっきのコカ・コーラの話のとおり、円高のため、相場に合わせまともに販売すると5万円にしかならず、原価どころか大赤字になり、販売は15万円にせざるをえないということ)ということになり、日本は同じくアメリカに物を売っている中国、韓国との勝負に価格面ではとても勝負にならず、戦う前からすでに決まっている、という感じなのです。
「円高」とは円の価値が上がることであり、輸入するにはいいが、輸出するには競争力がなくなり、日本の物の価値が下がってしまう、ということになってしまうのです。
少しはわかりましたでしょうか?すみません、なかなかむずかしい話で、私自身もこんな説明しかできませんでした。いずれにしてもこれ以上の円高はよくない、ということだけはおわかりいただければと思い、円高の話はこのへんで終わりとします。
回りまわって日本にもそのツケがきますので、ギリシャやスペインの関係者には大いに反省をしてもらいたいものです。
先日、あるお客さんと円高(えんだか)の話になりまして、そういえばずっと「円」が高いままで、この先、円が全くどううなるのかわからないのですね。ということで、今月は円高についてかんたんにお話してみたいと思います。
日本のお金の単位は「円」です。アメリカのお金の単位は「ドル」です。日本の100円はアメリカの100ドルではなく、日本の○○円は○○ドルなのか?を決めているのが円相場(えんそうば)です。この円相場は毎日変わり、1ドルを基準にして、1ドルを円に交換するとき今○○円なのか?その金額に対して「円高」・「円安」という言い方をします。仮に1ドル=100円を基準にすると、1ドルが90円になれば円高で、1ドルが110円になれば円安となります。(金額が低くなれば‘高く’、金額が高くなれば‘安く’けったいな感じですが)
ちなみに今の円相場(1ドル≒80円)では100円は1.25ドルくらいです。正確にはドルの下単位にセントがあるので1ドル25セントということでしょうか。
昔むかし、360円が1ドルと同じ価値でした。ご存知のとおり、○(円)=360度ということで、1ドルは360円に決まったのですね。では円高について簡単に説明しますね。
1ドル=360円ということは、アメリカで1ドルで売っているものは日本で360円ということです。例えば飲み物のコカ・コーラが1本1ドルとすると、日本なら1本360円ということになります。
これが今度1ドル=180円になったとします。そうすると日本では今まで1本360円だったのが半分の180円になりますので、2本買えることになるのです。さらに1ドル=90円になると、今度は3本も買えるのです。
ということで、1ドルの価値が360円から90円に変動すると、1本し買えなかったコカ・コーラが3本も買えるようになるのです。ようするに、相場が変わり1ドルの価値がいままでの3分の1になってしまったということ。
このように1ドルの価値が低くなる=円の価値が高くなる、ということでこれを「円高」といいます。ならば、円の価値が高いのだからいいことじゃないか!ということになるのですが、確かに「買う」場合はそういうことなので、外国から物を買ったり、輸入する時は有利です。また海外旅行に行くのも安いし、外国で買物をするのも日本よりも安く買えるということになり、この円高の時を狙い海外旅行に行く人は増えます。
では「売る」場合はどうでしょうか?こんどは反対に、日本で1本360円のコカ・コーラをアメリカでは1本1ドルで売っています。これが1ドル180円になると、1本1ドルで売るために180円に値下げをしないといけません。さらに1ドル90円になると今度は90円に値下げしないといけません。今まで1本360円で販売できていたものが1本90円でしか販売できないとなると、この商品は製造原価を割り、赤字も赤字、大赤字となってしまいます。
どうですか?これでおわかりと思いますが、売る場合は大変な損をしてしまうのです。日本からいろいろなものを売ったり、輸出したりすると、ほとんどがドルでの計算ですので、つい何年か前まで同じ商品で利益が出ていたものも、今度は赤字がふくらむ一方となるのですね。
戦後の日本の高度成長期は1ドル360円からどんどん下がりはしましたが、下げ幅は緩やかで、1ドル250円~130円くらいできていましたので、まだまだ日本は製造業を中心とした企業がどんどん外国に輸出して、利益を上げていました。
しかしここ10年くらいは1ドル100円前後で動き、今は1ドル79円という超円高で、この価格では輸出企業は利益がでないのです。なので製造業は中国はもちろんのこと、インドネシア、タイ、スリランカ、マレーシアなど、どんどん海外に工場を建設して「円高」を避けているのです。これは労働力も同じで円高では日本で1人しか従業員が雇えないところ、国外では3人も雇えるということになるのですね。(単純に労働力が安いということもありますが)
超おおざっぱな説明ではありますが、円高とは、アメリカで全く同じ性能の液晶テレビが韓国のサムスン製は5万円で販売できるが(中国は元安、韓国はウオン安を維持しているので)、日本のシャープ製は15万円の販売になってしまう(さっきのコカ・コーラの話のとおり、円高のため、相場に合わせまともに販売すると5万円にしかならず、原価どころか大赤字になり、販売は15万円にせざるをえないということ)ということになり、日本は同じくアメリカに物を売っている中国、韓国との勝負に価格面ではとても勝負にならず、戦う前からすでに決まっている、という感じなのです。
「円高」とは円の価値が上がることであり、輸入するにはいいが、輸出するには競争力がなくなり、日本の物の価値が下がってしまう、ということになってしまうのです。
少しはわかりましたでしょうか?すみません、なかなかむずかしい話で、私自身もこんな説明しかできませんでした。いずれにしてもこれ以上の円高はよくない、ということだけはおわかりいただければと思い、円高の話はこのへんで終わりとします。
◇ さよなら、邱 永漢(きゅう えいかん)さん・・・。 ◇
先月の5月16日に邱永漢(きゅうえいかん)さんが亡くなられました。邱永漢さんのことは皆さんご存知と思いますが、邱さんは台湾で中国人の父と日本人の母との間に生まれた方で、子供のころから頭がよく、台湾の名門高校に進み、その後来日して東京大学経済学部に入学。東大卒業後は作家として直木賞を受賞するなど文才にもあふれますが、事業家として日本、台湾、香港で事業を展開し、大きな財産を作りました。そんなことで、邱さんは日本では一般的に「お金もうけの神様」と言われていた有名な方でした。
昨年でしたか、読売新聞の朝刊で1ヶ月にわたり邱さんの連載をしてまして毎日読んでいたのですが、改めて邱さんの‘商売の神様’としての話に感心しきりだったので、亡くなられてとても残念です。
私と邱さんの本との出会いは21歳の時で、「邱永漢の商売入門」という本を読んだのが始まりでした。このころは特に自分で商売をすることなんて考えてもいなかったのですが、読んでみておもしろく、これがきっかけで邱さんのファンになりました。
今から考えると、本屋さんで何気なく買って読み、サラリーマンを経て30年後の今もこうして商売をしているのだから、邱さんの本が私の原点なのかもしれません。
でも、その後、邱さんの本を何冊も読ませてもらったのですが、内容を理解していないのか、センスがないのか、全く私の血と骨と肉になっていないのが悲しいところです・・・。(泣)
で、実は一度だけ邱さんに会ったことがあります。会社を始めてまもないころ、某銀行のセミナーに招待され、そこで邱さんに会いました。会いましたと言ってもセミナーですから、邱さんがお話しているのをじっと聞いていただけですが、とても印象深かったなあ~。
そのセミナーは約15~6年前のことですが、そのとき邱さんは中国への投資を強くすすめていました。中国の不動産への投資です。確か邱さんと一緒に香港か中国のどこかに行き、目ぼしい不動産を買いませんか、というような話でした。しかも何年かして売り逃げするのですよ!と言っていましたが、今から考えるとずばり的中で、その時邱さんと一緒に行って投資した人はものすごいことになっていたのではないでしょうか。(でも、しきりに自己責任で買ってくださいよ!邱永漢への苦情は一切受付しませんよ!って、何度も言っていました。)
えっ、私ですか?もちろん行きませんでした・・・。会社をはじめてまもないのに中国への投資なんて、考えもつきませんでしたし、なによりも根性もなかったし・・・。(でも、今なら少しはありますぞ!でも、やっぱりだめかも・・・。←どっちやねん!!)ともあれ、邱さん本人と会ったのはこれが最初で最後でした。
邱さんは亡くなる前まで日本の現状を心配していたそうです。政治家やいろいろな経済学者が日本はまだまだ大丈夫!と理屈は一流のことを言っても、借金は借金であって、日本の莫大な借金1000兆円を返済するには超超インフレ(お金の価値を下げる)にするしかないと。そしてその結果、国民の預金が限りなく0円になり、日本国民は生活保護者とその人たちに選ばれた政治家だけになってしまうだろうと・・・。
インターネットで簡単に好きな本が買える現代。いろいろな方の新しい本が次から次へといろいろ出てきますが、邱さんが亡くなったのを機に、改めて邱さんの本を読み返してみようと思っています。 邱永漢さん、ありがとう。やすらかにおやすみください・・・。
昨年でしたか、読売新聞の朝刊で1ヶ月にわたり邱さんの連載をしてまして毎日読んでいたのですが、改めて邱さんの‘商売の神様’としての話に感心しきりだったので、亡くなられてとても残念です。
私と邱さんの本との出会いは21歳の時で、「邱永漢の商売入門」という本を読んだのが始まりでした。このころは特に自分で商売をすることなんて考えてもいなかったのですが、読んでみておもしろく、これがきっかけで邱さんのファンになりました。
今から考えると、本屋さんで何気なく買って読み、サラリーマンを経て30年後の今もこうして商売をしているのだから、邱さんの本が私の原点なのかもしれません。
でも、その後、邱さんの本を何冊も読ませてもらったのですが、内容を理解していないのか、センスがないのか、全く私の血と骨と肉になっていないのが悲しいところです・・・。(泣)
で、実は一度だけ邱さんに会ったことがあります。会社を始めてまもないころ、某銀行のセミナーに招待され、そこで邱さんに会いました。会いましたと言ってもセミナーですから、邱さんがお話しているのをじっと聞いていただけですが、とても印象深かったなあ~。
そのセミナーは約15~6年前のことですが、そのとき邱さんは中国への投資を強くすすめていました。中国の不動産への投資です。確か邱さんと一緒に香港か中国のどこかに行き、目ぼしい不動産を買いませんか、というような話でした。しかも何年かして売り逃げするのですよ!と言っていましたが、今から考えるとずばり的中で、その時邱さんと一緒に行って投資した人はものすごいことになっていたのではないでしょうか。(でも、しきりに自己責任で買ってくださいよ!邱永漢への苦情は一切受付しませんよ!って、何度も言っていました。)
えっ、私ですか?もちろん行きませんでした・・・。会社をはじめてまもないのに中国への投資なんて、考えもつきませんでしたし、なによりも根性もなかったし・・・。(でも、今なら少しはありますぞ!でも、やっぱりだめかも・・・。←どっちやねん!!)ともあれ、邱さん本人と会ったのはこれが最初で最後でした。
邱さんは亡くなる前まで日本の現状を心配していたそうです。政治家やいろいろな経済学者が日本はまだまだ大丈夫!と理屈は一流のことを言っても、借金は借金であって、日本の莫大な借金1000兆円を返済するには超超インフレ(お金の価値を下げる)にするしかないと。そしてその結果、国民の預金が限りなく0円になり、日本国民は生活保護者とその人たちに選ばれた政治家だけになってしまうだろうと・・・。
インターネットで簡単に好きな本が買える現代。いろいろな方の新しい本が次から次へといろいろ出てきますが、邱さんが亡くなったのを機に、改めて邱さんの本を読み返してみようと思っています。 邱永漢さん、ありがとう。やすらかにおやすみください・・・。
◇ Mr.Bento(ミスター・ベントー) ◇
ミスター・ベントーとはアメリカで販売しているお弁当箱の名前です。日本で言う「ランチジャー」です。ランチジャーは日本でも根強い人気がある商品ですが、最近はあまり見かけませんね。私が学生のころ、アルバイト先の建設現場の方やサラリーマン時代の会社の上司などは昼食時に肩からさげたランチジャー持ってきて、3段になった丸い容器に入った温かいご飯、温かいおかず、温かいお味噌汁をおいしそうに食べていたのをよく見ました。最近見かけないのは、お弁当屋さんやコンビニで買うお弁当を食べるのが主流なのだからでしょうね。
そんなランチジャーですが、今アメリカで人気になっているそうです。ミスター・ベントーは日本でおなじみの「象印マホービン」さんがアメリカ在住のアジア系の人たち向けに販売しているランチジャーのことです。2005年からインターネットの通信販売「アマゾン」で販売をはじめたところ、じわじわと売れだし、本格的に売り出した頃からすると、何と今では5倍もの売り上げになっているそうです。
もともとアメリカではお弁当の習慣はないそうで、ピーナッツバターをぬったパンやハムサンドイッチなどを家から持参するくらいだそうで、毎日それでは飽きるし、日本のお弁当に比べると栄養面でも大きく差がありました。
ところが肥満やメタボリックで悩む多くのアメリカ人は健康的なお弁当に注目しだしたそうです。ミスター・ベントーはそんなアメリカの人たちにピッタリの製品でした。保温と保冷ができ、気温20度の室内に6時間置いても95度の熱湯が67度以上で保たれ、保冷では4度の水を6時間置いても10度以下に保てるという、温かいスープや新鮮なクールサラダなど、アメリカの人たちの好みの、さまざまの料理が時間がたってもおいしく食べられる、という素晴らしい‘お弁当箱’なのです。
先ほどの円高の話ではありませんが、一時、中国の安い製品が入ってきて苦戦したようですが、品質の差が歴然で、今ではまったく関係ないそうです。競合する製品がほとんどないこのような状況では、象印マホービンさんは円高でもアメリカで利益のとれる価格設定にすることができるのでるので、どんどん販売しても大丈夫なのですね。
もちろん象印マホービンさんもいろいろ工夫をして、おはしの代わりに先の割れたスプーンをセットしてアメリカの人たち向けにするなど、いろいろな努力をしているようですよ。
このミスター・ベントー、まだまだいけそうです。象印マホービンさんの健闘をおおいに期待しましょう!円高の今、やはり日本はアイデアと品質勝負なのですね。
そんなランチジャーですが、今アメリカで人気になっているそうです。ミスター・ベントーは日本でおなじみの「象印マホービン」さんがアメリカ在住のアジア系の人たち向けに販売しているランチジャーのことです。2005年からインターネットの通信販売「アマゾン」で販売をはじめたところ、じわじわと売れだし、本格的に売り出した頃からすると、何と今では5倍もの売り上げになっているそうです。
もともとアメリカではお弁当の習慣はないそうで、ピーナッツバターをぬったパンやハムサンドイッチなどを家から持参するくらいだそうで、毎日それでは飽きるし、日本のお弁当に比べると栄養面でも大きく差がありました。
ところが肥満やメタボリックで悩む多くのアメリカ人は健康的なお弁当に注目しだしたそうです。ミスター・ベントーはそんなアメリカの人たちにピッタリの製品でした。保温と保冷ができ、気温20度の室内に6時間置いても95度の熱湯が67度以上で保たれ、保冷では4度の水を6時間置いても10度以下に保てるという、温かいスープや新鮮なクールサラダなど、アメリカの人たちの好みの、さまざまの料理が時間がたってもおいしく食べられる、という素晴らしい‘お弁当箱’なのです。
先ほどの円高の話ではありませんが、一時、中国の安い製品が入ってきて苦戦したようですが、品質の差が歴然で、今ではまったく関係ないそうです。競合する製品がほとんどないこのような状況では、象印マホービンさんは円高でもアメリカで利益のとれる価格設定にすることができるのでるので、どんどん販売しても大丈夫なのですね。
もちろん象印マホービンさんもいろいろ工夫をして、おはしの代わりに先の割れたスプーンをセットしてアメリカの人たち向けにするなど、いろいろな努力をしているようですよ。
このミスター・ベントー、まだまだいけそうです。象印マホービンさんの健闘をおおいに期待しましょう!円高の今、やはり日本はアイデアと品質勝負なのですね。
§ 編集後記 §
6月のサッカーワールドカップ・アジア予選は素晴らしい試合でした。それに比べ次男坊の学年のサッカーチームは現在絶不調・・・(泣)。長男の時と比べメンバーはそろい、はるかに戦力はあり今年は!と意気込んだのですが・・・(涙)。
でも、子供たちは一生懸命しているのでよしとしよう!!
でも、子供たちは一生懸命しているのでよしとしよう!!